自家製ツナのサラダ風
Umamié設定:芯温5℃ 庫内温度1℃ 風量弱で28時間処理(ソースも処理済み)
「今回、スーパーで売っている冷凍マグロを使ってツナを仕込みました。塩・胡椒をしたマグロのサクを、プラスチックバックにオイルと共に入れ、61℃の低温調理に1.5時間あまりかけています。そうしてできあがったツナをUmamiéにかけました。高級和食店で冷凍素材を使用することはほぼありませんが、Umamié処理をすることで、生に匹敵する味わいになる可能性があるということを識っていただくためです。」
(伊藤シェフ)
加熱をしてあるツナで、しかも油でコンフィ状になっているもので違いが出るのだろうか。そう思いながら食べくらべてみると、Umamié未処理のものは、どうしても繊維のパサつきや「いつものツナ」特有のムッとした匂いが残る。しかしUmamié処理されたものは、しっとりと柔らかく繊維感を感じない。また、マグロのような大型回遊魚に特有の臭みが消えて、上品な味わいに変化していた。
面白かったのが、マヨネーズのように添えてあるソースだ。これもUmamié未処理と処理済みのもので添えられている。
「うん、ツナは冷凍独特の臭みやパサつきが消え、身がほぐれるような柔らかさが出ています。ソースは、Umamié処理をしたものの方が、全体の角が取れてまろやかになっているのですが、酸味と塩味は逆にビシッと立っている。どちらも料理として一段階上にいっていますね」
(田村シェフ)
「今回は真空パックにする専用機械を使っていませんが、専用機を持っているところであれば、Umamiéにかけた後、そのまま販売できるクオリティに持っていけると思いますよ。」
(伊藤シェフ)
このように、加熱調理をかけたツナでの違いを感じさせながら、今回のマグロ編の本番となる。